写真の世界で今週押さえておきたい話題を毎週まとめてお届けします。注目の受賞作、足を運ぶ価値のある展覧会、応募受付中のコンテストを紹介します。エピソードを観るか、下の記事でお読みください。
01 · British Photography Awardsの受賞者が発表
受賞 — British Photography Awards 2026の受賞者が発表されました。ローライト部門はJosh DuryのSummer Nights、ドローン部門はMarc LockのThat Dam Road。スポーツ部門はEthan FraserのThe Ring of Fire、ドキュメンタリー部門はBrad WakefieldのThe Seaweed Farmerが受賞しました。どの受賞作も、見慣れた英国の風景を意外な時間帯やアングルで切り取っています。身近な場所を撮る前に、ぜひ研究してみてください。
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- British Photography Awards 2026の受賞者は2026年11月2日に発表されました。
- スポーツ部門はEthan FraserのThe Ring of Fire、ドローン部門はMarc LockのThat Dam Roadが受賞しました。
- ローライト部門はJosh DuryのSummer Nights、風景部門はEmily EndeanのMorning Rise、ドキュメンタリー部門はBrad WakefieldのThe Seaweed Farmerが受賞しました。
Josh Duryのローライト部門受賞作とMarc Lockのドローン作品は、意外な時間帯やアングルを選べば、見慣れた英国の風景からもまだ多くを引き出せることを示しています。身近な場所を撮る前に研究する価値があります。
Source: www.britishphotographyawards.org · www.thenationalnews.com · Photos: That Dam Road by Marc Lock / British Photography Awards 2026; The Ring of Fire by Ethan Fraser / British Photography Awards 2026; The Seaweed Farmer by Brad Wakefield / British Photography Awards 2026
02 · カビの写真が欧州野生動物写真の頂点に
受賞 — ハンガリーの写真家Imre PotyóがGDT European Wildlife Photographer of the Year 2026に選ばれました。受賞作Hidden worldsは、コウモリの糞に生えたケカビを写したもので、その背後には冬眠中のキクガシラコウモリの姿があります。コンペティション26年の歴史で、Plants and Fungi(植物と菌類)部門から総合優勝者が出たのは初めてです。応募作品は26,000点を超えました。小さな被写体でも、光と構図を丁寧に詰めれば頂点に立てます。身近な場所でマクロ撮影に挑戦してみてください。
- ハンガリーの写真家Imre Potyóが「Hidden worlds」で総合タイトルを獲得しました。コウモリの糞に生えたケカビを写した作品で、背後には冬眠中のキクガシラコウモリが写っています。
- コンペティション26年の歴史で、総合優勝作品がPlants and Fungi(植物と菌類)部門から選ばれたのは今回が初めてです。
- 46か国の1,239人の写真家から、26,000点を超える作品が寄せられました。
コウモリの糞に生えたカビが、大型動物を捉えたどの作品をも上回りました。見過ごされがちな小さな被写体でも、光と構図を丁寧に詰めれば野生動物写真の最高賞を獲れるということです。身近な場所でマクロ撮影のプロジェクトを始めてみてください。
Source: www.gdtfoto.de · www.gdtfoto.de · Photos: Imre Potyó (HU), Hidden worlds / GDT EWPY 2026; GDT EWPY 2026, Lorenzo Shoubridge; GDT EWPY 2026, Jan Wieczorek
03 · 郷津雅夫の展覧会がMoMA PS1で開幕
写真家 — 郷津雅夫のWindows and Barsが本日MoMA PS1で開幕します。米国の美術館では初の個展です。1970年代から現在までの作品を、WindowsとHarry's Barの2つのシリーズを中心に紹介します。注目は、1972年と2025年に同じ場所で撮影したチャイナタウン・Mott St.の2枚組です。同じ場所に何度も通い続ければ、ストリート写真は時の流れの記録になります。会期は2027年3月15日までです。
- Windows and Barsは、郷津雅夫(日本、1946年生まれ)にとって米国の美術館で初めての個展です。
- 1970年代から現在までの写真から厳選した作品を、WindowsとHarry's Barの2つのシリーズを中心に展示します。
- 会期は2026年11月5日〜2027年3月15日、会場はMoMA PS1です。企画はアソシエイト・キュレーターのJody Grafが担当しています。
1972年と2025年に撮影されたチャイナタウン・Mott St.の2枚組は、何十年も同じ場所に通い続けることで、何気ないストリート写真が時の移ろいの記録になることを教えてくれます。
Source: www.momaps1.org · www.momaps1.org · Photos: Masao Gozu, Mott St., Chinatown, May 1972 (left) and Mott St., Chinatown, March 2025 (right). Courtesy the artist
04 · Paris Photoがグラン・パレに帰ってくる
展覧会 — 第29回Paris Photoが、2026年11月12日から15日までグラン・パレで開催されます。写真誕生200周年を記念して、会場ではRevealing, Photography Collection of the Centre Pompidouを開催。歴史的作家から現代作家まで30人近くによる約100点の作品が並びます。いまギャラリーやコレクターが何を評価しているのかを知るには、ここが一番です。開場は13時〜20時、日曜日は19時に閉場します。
- 写真とイメージベースのアートに特化した国際的なトップフェアParis Photoは、2026年11月12日から15日までグラン・パレで第29回を迎えます。
- 写真誕生200周年を記念して、会場ではRevealing, Photography Collection of the Centre Pompidouを開催し、歴史的作家から現代作家まで30人近くによる約100点の作品を展示します。
- Elles × Paris PhotoのプログラムはAldeide Delgadoがキュレーションを手がけています。
いまギャラリーやコレクターが写真の何を評価しているのかを知るには、ここ以上の場所はありません。ポンピドゥー・センターの展示は、写真の200年を一気に学べる絶好の機会です。
Source: www.parisphoto.com · www.parisphoto.com · Photos: Paris Photo 2025, Grand Palais © Grégoire Grange; Sophie Ristelhueber, POGGI gallery, Paris Photo 2025 © Grégoire Grange
05 · WPY受賞作がロンドンで展示中
展覧会 — Federico VeronesiがThe AftermathでWildlife Photographer of the Year 2026に選ばれました。死んだ子ゾウに寄り添うゾウを捉えた作品です。Young Wildlife Photographer of the Yearには、ジンバブエ在住の若き英国人写真家Oscar WhitfieldがLabour of Loveで選ばれました。受賞作はロンドン自然史博物館で2027年7月11日まで展示されています。ぜひ原寸で観てください。派手さではなく、抑制とタイミングで物語を伝える作品です。
- Federico Veronesiが、ゾウと死んだ子ゾウを捉えた作品The AftermathでWildlife Photographer of the Year 2026に選ばれました。
- ジンバブエ在住の若き英国人写真家Oscar Whitfieldが、Labour of LoveでYoung Wildlife Photographer of the Year 2026に選ばれました。
- 展覧会はロンドン自然史博物館で2026年10月16日から2027年7月11日まで開催されます。
受賞プリントを原寸で観ると、The Aftermathが派手さではなく抑制とタイミングで物語を伝えていることがよくわかります。次回に応募する前に研究しておく価値があります。
Source: www.nhm.ac.uk · www.nhm.ac.uk · Photos: © Federico Veronesi, courtesy Wildlife Photographer of the Year; The Aftermath by Federico Veronesi, Italy; © Oscar Whitfield, courtesy Wildlife Photographer of the Year
06 · WPYの応募受付開始、新部門も登場
応募受付中 — Wildlife Photographer of the Yearが第63回コンペティションの応募を受け付けています。締め切りは2026年12月3日(木)11:30 GMTです。応募料は£35で、19部門にわたって最大25点まで応募でき、Young WPYは無料です。新設のPositive Action部門は、自然界への希望と前向きな行動を後押しするものです。2027年の受賞者は最大£15,000を獲得できます。残りは4週間。ベストの25枚を選びましょう。
- 第63回コンペティションの応募締め切りは2026年12月3日(木)11:30 GMTです。
- 応募料は£35で、19部門にわたって最大25点まで応募できます。Young WPYは応募無料です。
- 新設のPositive Action部門は、自然界への希望と前向きな行動を後押しすることを目指しています。
ベストの25枚を選ぶ時間は4週間あります。新設のPositive Action部門なら、保全活動や希望を描いた物語にも受賞への独自の道が開かれます。
Source: www.nhm.ac.uk · www.nhm.ac.uk · Photos: © Federico Veronesi, courtesy Wildlife Photographer of the Year
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